<むちうちになるとどんな感じになる?>
先週は美鈴が丘院の近くの交差点でバイク事故がありました。
救急車が来て警察が来て
野次馬が集まって
閑静な住宅街に緊張が走っていました。
さて、交通事故を起こしたら体にはどんな影響が起きるのでしょう?
骨折や脱臼、切り傷などは見た目からすぐにわかる状態ですが、
脳や脊髄、内臓や血管、神経の損傷、など外からは見えない傷もあります。
怖いですね。。。
そこで、今回は整骨院に来られる症状で最も多い、
あなたも一度は聞いたことがある
『ムチウチ』
についてお伝えしていきますね。
『むちうち』とは、
追突事故などで多く起きる症状です。
主な自覚症状としては
首や肩の痛み
頭痛や頭重感
吐き気、胸やけ
肩から腕への痛みやしびれ感
熱
不眠
倦怠感、集中力低下
気温の低下、気圧の低下の変化が辛い
などなど様々な症状があります。
このように多くの症状が体に現れるのですが、
病院に行ってレントゲンやMRIで検査をしても
特に画像に異常を認められることはありません。
病院では
「骨には異ないですね」
と言われ湿布と痛み止めなどのお薬が出されることが多いようです。
受傷者さんは痛いのに
画像に異常はないと言われてしまうのです。
確かに骨折や脱臼をしている訳ではないので
そこまで重症に扱われないのかもしれないですね。
『むちうち』とは
不意に追突された衝撃で
頭の重みで首が
鞭を打つようにシナルことから『鞭打ち』と
言われるようになったようです。
防御する体制が取れていない状態の時に起きやすいです。
頭は約5キロの重さがあります。
それを首の骨7つと、骨同士をつなぐ靭帯、筋肉で支えているのですが、
首が鞭打った時に
筋肉が引き伸ばされたり、
骨と骨をつないでいる強靭な『靭帯』が引き伸ばされてしまいます。
その『靭帯』が伸びてしまうとどうなるでしょう?
7つの骨を支える物が弱くなってしまいます。
⇒骨の支えがユルユルになってしまうのが想像できますね。
今まで7つの骨と筋肉と靭帯で頭を支えていたのに
靭帯の機能が低下してしまい、
首の骨と筋肉にかかる負荷が増えてしまいますね。
5キロの頭を支えるバランスが
崩れ様々な症状を引き起こしてしまいます。
そして一度伸びてしまった『靭帯』は元の状態に戻らないと言われています。
『むちうち』になってしまったら
首にかかる負担を減らしていかないといけないですね。
頭を軽くする ⇒ 不可能
靭帯を強くする ⇒ 不可能
首の機能を高める ⇒ 可能
首のコルセットを使う ⇒ 可能
受傷して症状が強く出る場合は
『頸椎カラー』と言う首のコルセットを使います。
これは首にかかる負担を軽くしてくれるので
安静を保つのにとても優れています。
が、それに頼りすぎも良くないこともあるので気を付けましょう。
病院ではレントゲンやMRIで異常がないと言われて
どうしたら良いか困っている方がいらっしゃったら、
迷わずご相談下さい。
我々は首の負担を減らす為の手技や物療器があります。
整形外科で何もしてもらえないと言われる患者さん、多く来られます。
一日でも早い受診をお勧めします。
通いやすい院へ直接お電話いただくか、
LINEからのお問合せも可能です。
https://line.me/R/ti/p/%40uyl6949v
交通事故に巻き込まれたら、軽傷でも必ず病院へ行くようにしてください。
後あと体調が崩れることが多くありますので。
それでは『むちうち』のこと少し理解できましたでしょうか?
安全運転で平成最後の12月も乗り切っていきましょう。